お寺で結婚式というとあまり馴染みがありませんが、例えば「華燭の典」とは寺院では祝事に赤い蝋燭を使うことを意味しているのですよ。私共雲上寺では2〜3年に一度はお式の依頼があります。仏前結婚式はお釈迦様の前生譚に由来し、三帰三竟(さんきさんきょう:仏・法・僧の三宝に帰依する誓い)と行華(あんげ)という儀式に特徴があります。
今回仏前結婚式を挙げたカップルは、雲上寺檀徒の阿部哲郎さん(利府町在住)と阿部範子さん(仙台市在住)のお二人。
写真からも分かるように、新郎の哲郎さんは、つい最近発心し僧侶になろうと決意しました。ご縁あって雲上寺と同じ浄土宗の圓城寺(利府町)に弟子入りをし、これから修行の身となるお方です(当日は御祝儀ということで特別の許可をいただき僧侶としてのお衣を着けております)。結婚式はぜひ菩提寺でとお話しをいただきました。
当日は雲上寺本尊阿弥陀如来のご宝前で、当山住職戒師のもとお二人は懺悔(さんげ)・三帰三竟・寿珠の交換を行いました。続いて戒師様より行華のお話をうけ実際に御本尊へ白菊5本と赤いガーベラ2本を捧げていただきました。その後お二人は誓詞(誓いの言葉)を述べられて、それを永久の誓いとしたのです。それは暖かな春の日差しが堂内を照らし出したときのことでした。
これから新郎の哲郎さんは修行のために京都へ。新婚さんなのに遠距離とはつらいですね。でもこの試練を乗り越えてこそ大きな愛が育まれることでしょう。
みなさんも阿部さんご夫妻のように仏前結婚式を挙げてみませんか?お気軽におたずねください。 |